【投資の基本】投資で失敗しないために必要な「5つの原則」を解説します!

私は、長期投資、中期投資、短期投資を全てやっている投資家です。

様々な書籍から得た知識や失敗経験から「投資で失敗しないために重要なこと」をまとめました。

本記事は、以下のような人を対象に書いています。
・これから投資を始める人
・投資について勉強をしたい人

それでは、解説していきたいと思います。

投資を始めるにあたって

これから投資を始めようとする人と話をしていると、以下のような質問を多く受けます。

・どの株を買えばいいの?
・マイナスにならないの?
・そもそもどうやって株を買うの?
・NISAから始めようと思ってるけど、どう?
・投資のやり方を教えてください!

他にも様々な質問を受けますが、それぞれの質問に回答をしているとキリがない、というのが本音です、、、。

まずは「投資」というものを体系的に勉強することが重要です。

しかし、ここでもまた疑問が浮かぶ人が多いと思います。
「何でどうやって勉強したらいいの?」これがわからない人はとても多いです。

私も投資を始めたばかりの頃は、収支はマイナスだし、勉強の仕方もわからないし、という八方塞がりな状態でした。

なので、この記事を読んで、投資について理解してもらえたらと思います。

記事の最後で、おススメの書籍を紹介します。

なぜ投資をするのか?

結論からいうと、「資産の増加が見込めるから」です。
ここで注意なのは、絶対に増えるとは限らない、ということです。

他にも様々な理由が考えられます。(以下、例です)
・資産を守るため
・配当金や株主優待を受け取るため

ここで、本当に資産の増加が見込めるの?と思う人が多いと思います。
逆にいうと、本当に資産が増えると確信できていれば、既に投資を始めてますよね。

投資をすることで資産の増加が見込めると考えられているのは、「過去の実績を長期間で分析すると、株価が上昇し続けている」ということが大きな理由です。
※ここでの株価とは、個別銘柄ではなく主要指数(日経平均やNYダウなど)を指しています。

また、「複利効果」の考え方も重要です。

例えば、100万円を年利10%で運用したとします。その場合、7年目で約2倍の195万円になります。
※単利だと、毎年10万円の利益のため、2倍になるのに10年かかります。

1年目:100万円×110%=110万円
2年目:110万円×110%=121万円


7年目:177万円×110%=195万円

毎年の利益分は来年の投資資金となり、利益が利益を生む構造が出来上がります。
これが「複利効果」です。

まずはこれらを理解し、納得できてから投資を始めるべきです。

また、投資をしないことによるデメリットもありますので、メリットやデメリットをきちんと理解し、投資するかしないかを検討するだけでも、とても意味があると思います。

投資をする理由・メリットやデメリットなどの詳しい解説は、別の記事でまとめていきたいと思いますので、本記事では割愛します。

投資で失敗しないために必要な「5つの原則」

投資で失敗しないためには、自分に最適かつ正しい「ポートフォリオ」を作り上げる必要があります。

その「ポートフォリオ」を作るために重要なことを、以下で解説していきます。

※「ポートフォリオ」とは、自分の保有する金融資産(株式や債券など)全体を指す言葉です。
 (例)100万円分の投資をしている人が、米国株を50万円、日本株を50万円保有している場合
    → 米国株50%、日本株50%でポートフォリオを組んでいます、という表現。

①分散

投資で失敗しないためには、「分散投資」は鉄則です。
分散にも2つの意味があるので、以下で解説します。

1つ目は、「投資対象の分散」です。
投資対象を分散させることで、投資対象の倒産リスクや暴落リスクを軽減できます。

100万円の資金があるとしたら、様々な投資の方法が考えられます。
①100万円の株を1銘柄購入する。
②10万円の株を10銘柄購入する。
③5万円の株を20銘柄購入する。

絶対に③の方法で投資しましょう。

分散の方法も、長期投資と短期投資では度合いや考え方が少し異なりますが、「分散投資」という考え方自体は絶対に必要です。

2つ目は、「投資タイミングの分散」です。
投資するタイミングを分散させることで、投資における収益の安定化を図ることができます。

投資する理由として、「長期的に分析すると株価が上昇し続けている」ということを挙げましたが、ここで重要なのは「長期的」というところです。

短期的には価値がとても上昇したり下落したりします。
リーマンショックやコロナショックが良い例ですが、大統領選挙や世界情勢によっても株価は変動しますし、大きなニュースがなくとも株価は日々変動していますよね。

短期的な株価の上下は、予測できません!

なので、株価が高いときに大量購入してしまうことや、安いときに全然購入できていない、などのリスクをできる限り無くすために、投資タイミングの分散が必要です。

具体的には、毎月同じ日に、同じ金額分購入するのが良いです。

②リスクヘッジ

投資における最大のリスクとして、「投資の世界(金融市場)から追い出されること」が挙げられます。

どういう意味かというと、長期的に考えることが重要である金融市場において、投資を続けることができなくなってしまったら投資の恩恵を受けられなくなる、ということです。

なので、想定される様々なリスクから自分の資産を守ることが需要です。

長期投資では、基本的に「分散投資」で購入し続けるため、それ自体がリスクヘッジになっています。
そのため、これを理解しておくことが重要です。

個別株投資や信用取引をする人は、投資対象の銘柄の倒産リスクや、レバレッジをかけすぎることによる強制ロスカットなど、様々なリスクがあるため、理解する必要があります。

そのあたりは短期投資に関わる知識かと思うので、ここでは割愛し、別記事で解説します。

③計画性(継続力)

計画性とは、「なぜ投資をするのか(目的・ゴール)」「何を(投資対象)」「どのタイミングで(購入)」「どれだけ買うか(金額)」を具体的にすることです。

まず、「なぜ投資をするのか(目的・ゴール)」を明確にしましょう。
これは人によって異なると思いますが、目的・ゴールによって、投資方法も変わってきます。

あと10年で仕事を辞めたい人と、仕事をやめる気はないけど老後資金のために投資をしたい、という人では、計画が全然変わってきますよね。

「何を(投資対象)」「どのタイミングで(購入)」「どれだけ買うか(金額)」という点は、自分の収入や支出を計算し、無理のない程度で投資ができる計画を立てることが重要です。
継続できないと、分散投資の理論も崩れますし、リスクヘッジもできません。

また、自分の性格に合った投資をするのも結構重要だと思います。
大暴落に耐えられない人は「株式の割合を減らして国債を多く購入する」とか、ある程度の下落リスクは受け入れるから資産をアクティブに運用したい人は「株式のみを購入する」とか。
分散投資やリスクヘッジの考え方が必要なのは変わりませんが。

自分に合った投資計画を立てましょう。
ここには時間をかけるべきですし、それだけ重要なポイントです。

逆に、自分に合わない計画を立てていたり、そもそも銘柄選定やリスクヘッジが適切にできていないと、成功するわけがないです、、、。

④規律性

これはメンタル面に関わる部分です。
分散投資やリスクヘッジの考え方をきちんと理解した上で、それを規律性を持って行動し続けることが重要です。

場当たり的な対応を続けていると、分散投資の意味が薄れてしまったり、リスクヘッジができなくなってしまいます。

この「規律性を持って行動する」というのが、頭で理解していても意外と難しいんです。
特に株価が下落しているときや、逆にとても上昇しているときは要注意です。

規律性のない行動をしているうちは、投資での成功することは不可能です。
少なくとも、パフォーマンスは落ちます。

自分で立てた投資計画を、規律性を持って遂行し続けましょう。

⑤入金力

投資の収益は、「利率」の考え方です。
そのため、資金力すなわち入金力が重要です。

以下の2パターンを比較してみるとわかりやすいです。
A:投資資金100万円を年利10%で運用し、110万円にした。
B:投資資金1000万円を年利3%で運用し、1,030万円にした。

Aの方が年利は高く、投資が上手だといえます。
しかし、投資資金が多いBの方が、年利が低くてもAより利益が出ていますよね。

要するに、短期の株価変動が予測できないのであれば、「どれだけ多くの資金を投資できるか」が重要です。

そんな簡単に収入が増やせない、投資資金の確保が難しい、という人は、まずは固定費の見直しから実施すると良いです。
スマホの料金や保険の見直し、無駄遣いはしていないか、など。

支出を減らして、それで浮いた分を投資に回すだけでも、将来の資産には差が出ます。

おススメ書籍

以下で紹介する書籍は、楽天ブックスで購入できますので、興味のある方はぜひ!

①投資の大原則/バートン・マルキール チャールズ・エリス

投資について、体系的にまとめられた書籍です。
なぜ投資をするのか、分散投資の重要性、リスクヘッジなど、重要な要素はほとんど盛り込まれています。

また、過去のデータから投資がいかに素晴らしいか、そしてリスクがあるかを説明しています。

正直、投資で様々な失敗をする前に読んでおきたかったです、、、。

投資初心者には難しい内容かつ用語も多く出てきますが、この書籍を理解できれば、投資を体系的に学んだと言っても過言ではありません。

②お金の増やし方/高橋ダン

有名な投資家YouTuberが執筆した書籍です。

この書籍は、投資を始めるにあたってのマインドセットから投資の基本、短期投資や長期投資など、投資全般のことを幅広く解説しています。

こちらも、投資を始める前に読んでおきたかった書籍です。

図や表も多いですし、文章も堅苦しくないため、投資初心者でも読みやすいと思います。

③本気でFIREをめざす人のための資産形成入門/穂高唯希

30歳でFIRE(セミリタイア)した著者の資産形成術が紹介されている書籍です。

FIREに興味がある人は読んでおくべき書籍かと思います。

投資についての手法やテクニックを学ぶというよりは、投資で成功するためにどんな生活を送ったのか、その道のりや考え方が学べます。

とても参考になると思います。

まとめ

投資は、早く始めることが成功への近道です。

とはいえ、理解していない状態で計画も立てずに投資するのはとても無謀なので、しっかり投資の勉強をして、理解した上で投資をしましょう!

おススメ書籍から、自分に合いそうな書籍を選んで読んでみることから始めると良いと思います。
書籍を読むことで、ある程度体系的に学ぶことができますし、用語の勉強にもなります。

投資についてのもっと具体的な内容や細かい話は、別記事で紹介していこうと思っています。

興味のある方は、是非読んでみてください!

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