「統計検定2級」についての概要やおススメ対象者、勉強方法をまとめました。
これから資格取得しようと考えている方は、ぜひご覧ください。
結論:「統計学の考え方を正確に理解し、問題が解けるレベルに達したら合格できます!」
サイト内でおすすめテキストも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
概要
統計検定2級とはどんな資格か、どんな人におススメの資格か、合格するためにはどうすれば良いのかを説明していきます。
統計検定2級とは?
統計学の分野について、実践力や理解度が問われる試験です。
統計学の考え方や分析手法、様々な場合での統計学の活用方法など、幅広くかつ深い知識が問われます。
難易度は高いですが、今まで取得してきた資格の中で上位を争うほど、とても実用的な資格かと思います。
なぜかというと、仕事やプライベートにおいて、とても活用できる考え方や知識が多いからです。
最近はデータ活用がトレンドになっており、あらゆる企業がデータ収集にお金や人材を投資しています。
データ収集をしたら、それを活用することが重要になってきます。
そんなときに統計検定で学べる知識は、とても有効的かと思います。
IT業界で働く人はもちろん、その他どんな業界においても、必要な考え方・知識かと思いますので、ぜひこの機会に勉強してみてはいかがでしょうか。
以下、参考URLです。
https://www.toukei-kentei.jp/about/grade2/
どんな人におススメ?
・IT業界で働く人
・情報システム担当者の人
・企業の経営や戦略立案に関わる人
IT業界で働く人はもちろん、その他どんな業界で働く人にも、幅広くおススメできる資格です。
統計学を正しく使えるようになるために、「統計検定2級」を勉強しましょう!
まずは概念理解という意味で、統計検定3級を勉強するのも良いと思います。
試験概要・合格基準
試験時間:90分
出題数 :35問程度
出題形式:選択肢形式
出題分野:
・データソース、データ分布
・1変数データ(中心傾向の指標、散らばりの指標、中心と散らばりの活用、時系列データの処理)
・2変数以上のデータ(散布図と相関、カテゴリカルデータの解析、単回帰と予測)
・推測のためのデータ収集法(観察研究と実験研究、各種の標本調査法、フィッシャーの3原則)
・確率(統計的推測の基礎となる確率、ベイズの定理)
・確率分布(各種の確率分布とその平均・分散)
・標本分布(標本平均・標本比率の分布、二項分布の正規近似、t分布・カイ二乗分布、F分布)
・推定(推定量の一致性・不偏性、区間推定、母平均・母比率・母分散の区間推定)
・仮説検定(p値、2種類の過誤、母平均・母比率・母分散の検定[1標本、2標本])
・カイ二乗検定(適合度検定、独立性の検定)
・線形モデル(回帰分析、実験計画)
参考URL(出題範囲)
https://www.toukei-kentei.jp/wp-content/uploads/grade2_hani_181214.pdf
合格基準:正答率70%
試験概要は、以下URLでご確認ください。
https://www.toukei-kentei.jp/about/grade2/
合格した感想
私は社会人3年目で統計検定2級に合格しました。
大学で確率統計を少しだけ勉強したことがありましたが、統計検定の勉強をしている中で理解に苦しむ部分も多々ありました。
用語などが出てきて暗記することも少しありましたが、難易度が高いと感じる理由は、どのパターンのときにどの考え方を当てはめればいいかの判断が難しい、というところです。
間違った考え方を当てはめてしまうと、答えに辿り着けません。
(間違った答えに辿り着きます、、、)
分析手法や考え方の本質を理解することがとても重要だと感じました。
要するに、過去問暗記で合格できるような資格ではない、ということです。
難易度は高いですが、とても有効的かつ実践で使える知識です。
また、現代、そして今後の市場において、非常に高く評価される資格かと思いますので、おすすめです!
試験に合格するために
私が試験に合格するために、何時間勉強したか、どのように勉強したのかを説明していきます。
勉強時間
私が統計検定2級を取得したのは社会人3年目のときで、大学で確率統計を少しだけ勉強していましたが、正直ゼロスタートと同じレベルから勉強を始めました。
そんな私が試験までに費やした勉強時間は、ざっくり【200時間】です!
私は、テキストと、Webサイト「統計学の時間」を用いて網羅的に勉強をし、内容を理解しました。
その後、過去問を用いて演習を繰り返しました。
具体的な勉強方法は、次で説明していきます。
勉強方法
基本的には、統計学の内容理解がメインです。
そのために、テキストと、Webサイト「統計学の時間」を利用しました。
また、問題演習は必須なので、過去問を繰り返し解きました。
まずは、テキストによる勉強です。
テキストを購入して、ひたすら読み込んで理解しましょう。
私は、テキストを全て理解できるまで読みました。
また、全て理解した上で、それぞれのパターンでの違いを整理できていることがカギとなります。
試験本番では、どのパターンか教えてくれないため、どの考え方や分析手法を使って問題を解けばいいか不明確になります。
ここが明確に理解できていれば、合格にグッと近づきます。
テキストは、以下のリンクから購入できます。
このテキストを完璧に理解しましょう!
データの分析改訂版 日本統計学会公式認定統計検定3級対応 [ 日本統計学会 ] 価格:2,420円 |
次に、Webサイト「統計学の時間」での勉強ですが、何度も読み、理解できていない部分がなくなればOKかと思います。
演習問題は、答えを見ずに、実際に取り組みましょう。
Webサイト「統計学の時間」は、以下URLです。
https://bellcurve.jp/statistics/course/
最後に、問題演習ですが、過去問3年分を繰り返し解き、全て理解できた上で正答できるようになっておくことをおすすめします。
過去問と同じ問題は出ませんが、レベル感は同じです。
過去問に正答できなければ、試験合格は困難だと思います。
過去問は、以下の教材です。
日本統計学会公式認定 統計検定 2級 公式問題集[2018〜2021年] [ 日本統計学会 ] 価格:1,980円 |
統計検定2級の試験に合格するには、統計学を正確に理解していて、その知識を使えることが重要です!
まとめ
統計検定2級は、データ分析・活用には必須の知識になります。
仕事でも日常でも、統計学の考え方が理解できているかどうかで、物事を正しく判断できるようになると思います。
ぜひこれを機に、勉強してみてください!
知識の習得は、早ければ早いほど効果的です。
できる限り早く資格取得をして、知識を持って仕事をしていきたいですね!
他の資格についても本ブログでまとめていますので、興味のある方はぜひご覧ください。
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