VMware認定資格である「VCP-DCV」についての概要やおススメ対象者、勉強方法をまとめました。
これから資格取得しようと考えている方は、ぜひご覧ください。
結論:「テキストを理解し、過去問やっておけば合格できます!」
サイト内で過去問サイトも紹介しますので、そちらを参考にしてください。
概要
VCP-DCVとはどんな資格か、どんな人におススメの資格か、合格するためにはどうすれば良いのかを説明していきます。
VCP-DCVとは?
VMware社が認定している資格で、vSphere上での仮想サーバの設定や構築、仕組みについての知識を問われる試験です。
vSphereとは、VMware社が提供するハイパーバイザーのことを指しています。(製品名)
vSphereに特化した試験内容ですが、サーバの基礎知識や仮想化の概念理解が必要になります。
仮想サーバは今や一般的であるため、市場価値のある資格だと思います。
どんな仮想サーバを設定、構築するにしても、サーバの基礎知識や仮想化の概念は同じです。
WindowsではHyper-Vというハイパーバイザーが提供されていますが、他にも様々なハイパーバイザーが存在します。どのハイパーバイザーを使うにしても、サーバの基礎知識がないと設定できません。
また、仮想化の概念を理解していないと、構築が困難になります。
まずは、サーバの基礎知識と仮想化の概念を理解するために、VCP-DCVに合格しましょう!
以下、資格取得までの条件について、参考URLです。
https://www.vmware.com/jp/education-services/certification/vcp-dcv.html
どんな人におススメ?
・システムエンジニアの人
・サーバエンジニアの人
・vSphereを設定することがある人
・情報システム担当者の人
仮想サーバに関わる人なら、誰にでも役立つ資格です!
VCP-DCVで学べる基礎知識は、仮想サーバに関わる人であれば必須かと思いますし、仮想化の考え方を理解することは、とても汎用的な知識・スキルになります。
既に仮想サーバに関わって何年も経験している人は、vSphereに慣れる程度の勉強すれば合格できると思います。
難易度
難易度:★★★☆☆
内容としての難易度は高いですが、資格取得という意味ではそこまで難易度は高くない印象です。
会社からの補助などで研修さえ受けることができれば、資格取得は容易かと思います。
試験概要・合格基準
試験時間:130分(バージョンによって試験時間が異なる可能性があります)
出題数 :70問(バージョンによって問題数が異なる可能性があります)
出題形式:4択問題
出題分野:vSphereにおける仮想サーバ知識全般と、それに関する基礎知識
合格基準:300/500(正答率60%で合格)
試験概要は、以下URLでご確認ください。
https://www.vmware.com/jp/education-services/certification/vcp-dcv-7-exam.html
試験申し込みには、VMwareアカウントが必要です。
試験への申し込みや試験方法については、以下の公式サイトをご覧ください。
https://www.vmware.com/content/dam/learn/ja/apac/pdf/Certification_exam_examination_procedure1.pdf
合格した感想
私は社会人1年目でVCP-DCVに合格しましたが、サーバや仮想化について無知な状態からの勉強だったので、正直結構時間がかかりましたし、理解に苦しみました。
しかし、VCP-DCVで習得できた知識がなかったらもっと苦労していたと思いますし、仮想サーバに関わるのであれば必要な知識だと感じています。
ベンダー資格は受験費用が高いですし、VCP資格は受験条件を満たすまでにステップを踏む必要がありますので、絶対に取得した方がいい、とは思いません。
しかし、受験条件が厳しいことを考えると、取得することに価値はあります。
サーバ仮想化を学ぶためにも、自分の市場価値を高めるためにも、VCP-DCVはおススメです!
試験に合格するために
私が試験に合格するために、何時間勉強したか、どのように勉強したのかを説明していきます。
また、VCPを取得するための受験条件がありますので、それも説明します。
受験条件
【VMware認定の研修に参加すること】
※他のVCP資格を受験する際に研修を受けていれば、改めて研修に参加する必要はありません。
これは、研修を受けるだけで試験もないので問題ありません。
可能であればハンズオン付きの研修に参加して、実際にvSphereを操作する経験をした方が良いです。vSphereを触ったことある人とない人では、理解度が全然違います。
VMware認定の研修は、以下のサイトで確認できます。(2. (Required) Attend one of the required training courses)
https://www.vmware.com/jp/education-services/certification/vcp-dcv.html
ただ、参加費用が高いので、資格取得を本気で考えている人にしかおススメできません。
以前は【Foundations Examに合格していること】も受験条件でしたが、どうやらVCP-DCVでは不必要になったようです。
勉強時間
私がVCP-DCVを取得したのは社会人1年目のときなので、サーバ知識はほとんどなく、仮想化の概念も理解できていない状態でした。
そんな私が試験までに費やした勉強時間は、ざっくり【150時間】です!(研修37.5時間含む)
まずは7.5時間×5日間の研修を受けました。
その後、サーバの基礎知識や仮想化(vSphere)の概念を理解するのに70時間程度かかりました。
残りの時間は、過去問演習の時間です。
サーバの基礎知識、仮想化の概念を理解できている人は、vSphereがどんなものか理解でき次第、過去問演習で問題ないと思います。
また、ベンダー資格あるあるですが、内容が理解できているかは考えず「試験に合格すること」だけを目的にするのであれば、過去問を暗記すればある程度合格に近づきますので、その場合は勉強時間を短くできると思います。(おススメはしませんが、、、。)
この試験では、私が受験した際には8割程度が過去問と同じ問題でした。
資格取得が目的であれば、研修+過去問暗記で【60時間】くらいあれば合格できると思います。
具体的な勉強方法は、次で説明していきます。
勉強方法
基本的には、研修参加、テキスト理解、過去問演習の3つです。
まずは、研修です。
参加する研修で仮想化の概念を理解し、できる限りvSphereの操作に慣れることです。
テキストでの勉強は研修後で問題ないので、研修カリキュラムの内容を確実に理解しましょう!
次に、テキストによる勉強です。
サーバの基礎知識や仮想化(vSphere)の概念を理解ができるまで勉強しましょう。
vSphereは奥が深いので、実務レベルで理解したい場合は、各機能や設定方法など、細かいところまで勉強することをおススメします。
私は研修で使用したテキストと、市販のテキストを使って勉強しました。
なぜ市販のテキストを使用したかというと、研修テキストは研修内容に特化しており、網羅的に勉強するには不向きなテキストだったからです。
ベンダー資格のため、過去問暗記である程度合格に近づきます。
逆にいうと、過去問演習は必須です。できれば暗記までしたいところです。
ですが、内容をきちんと理解して試験に挑みましょう!その方が今後にも役立ちますしね。
私のおススメは、以下のテキストです。
私はこのテキストで勉強をして合格しているので、信頼できるテキストかと思います!
以下のリンクから、電子でも紙でも購入できます。
Amazonで購入の方はこちら。
楽天で購入の方はこちら。
次に、過去問演習ですが、テキストで勉強をした上で、実際に考えながら暗記していきましょう。
過去問は、「Exam Topics」というサイトにまとめられています。(以下、URL)
※2021年時点での最新バージョン試験の過去問です。バージョンが変わっていたら、過去問を検索し直してください。
https://www.examtopics.com/exams/vmware/2v0-2120/
コメント欄を見ていると、どうやらほぼ全問が過去問通りのようですね、、、。
ただ、ベンダー資格は、あるタイミングで試験問題見直しや入れ替えがあるので、ご注意ください。
無料ですが、稀に解答が間違っていることもあるので、要注意です。
英語サイトなので、翻訳できるブラウザ(Chromeなど)で日本語に変換して使うと便利です。
おすすめ教材
私のおススメは、以下のテキストです。
私はこのテキストで勉強をして合格しているので、信頼できるテキストかと思います!
以下のリンクから、電子でも紙でも購入できます。
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楽天で購入の方はこちら。
まとめ
VCP-DCVは、サーバ仮想化を理解するにはもってこいの資格です。
今後、オンプレの時代は終わり、仮想化やクラウドの時代になっていきますので、早いうちに仮想サーバを理解して、自分の市場価値を高めましょう!
ちなみに、仮想化を理解すれば、クラウドの理解も簡単になります。
ぜひこれを機に、勉強してみてください!
知識の習得は、早ければ早いほど効果的です。
できる限り早く資格取得をして、知識を持って仕事をしていきたいですね!
他の資格についても本ブログでまとめていますので、興味のある方はぜひご覧ください。
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