はじめに
SIerからITコンサルへの転職で実際にやったことの続編として、実際にコンサル業界から内定を得るために何が評価されるのか、転職エージェントから受けたフィードバックをもとに整理します。
私は第二新卒という立場で転職活動をしたので、以下は主にその前提での話になりますが、新卒や30代以降の転職活動にも応用できる部分があります。
第二新卒・新卒がコンサルの内定を得るために重要なこと
重視されるのは「実績」より「ポテンシャル」
社会人経験が少ない第二新卒の場合、「これまでどんな成果を残したか」「どんな資格を持っているか」という実績面よりも、コンサル業界で通用するポテンシャルがあるかどうかが重視される傾向にあります。新卒もほぼ同じ見られ方をすると考えてよいでしょう。
評価軸は企業によって異なりますが、エージェントからのフィードバックを踏まえると、主に次の3つの観点でポテンシャルを見られていると感じました。
①タフさ
メンタルが強いか、過酷な労働環境に耐えられるか、という観点です。コンサルの仕事は精神的・体力的な負荷が高い場面が少なくないため、これに耐えられる素地があるかを見られます。単に「タフです」と言うだけでなく、実際にタフさが伝わる具体的なエピソードを用意しておくことが重要です。
②上昇志向
学習意欲があるか、努力し続けられるか、という観点です。コンサルは常に新しい業界知識・専門知識をキャッチアップし続ける必要があるため、この姿勢そのものが評価の対象になります。
③地頭の良さ(ロジカルシンキング・ロジカルコミュニケーション)
コンサルの仕事において、論理的に考え、論理的に伝える力は絶対に欠かせません。面接でのやり取りそのものが、この力を見られる場になっていると考えた方がよいです。
専門性の有無も重要
上記3つに加えて、1つでもいいので専門性が高い分野を持っているかも評価されるポイントです。IT分野であれば、IPAが実施する高度情報処理技術者試験(データベーススペシャリスト、ネットワークスペシャリスト、ITストラテジストなど)を取得していると、専門性のアピールになるだけでなく、「努力できる人材である」ことの裏付けにもなります。
30代以降は専門性が必須になる
第二新卒・新卒の場合はポテンシャル重視である一方、30代以降は専門性の有無がより重要になると考えた方がよいです。30代以降のコンサル転職は基本的に即戦力としての採用になるため、「この分野の案件が来たら高品質なコンサルティングができる」という具体的な強みが求められます。年齢層によって評価される軸が変わることは、意識しておいて損はありません。
まとめ
コンサルの内定を得るために重要なのは、年齢・経験によって評価の軸が変わるという点です。第二新卒・新卒であればタフさ・上昇志向・地頭の良さといったポテンシャルを具体的なエピソードで伝えること、専門性があればさらにプラスに働きます。30代以降であれば、専門性そのものが前提条件になってきます。自分がどの軸で評価されるフェーズにいるのかを理解した上で、対策を立てることをおすすめします。
執筆者プロフィール:SIerで4年半、ITコンサルファームで4年半、要件定義からベンダーマネジメントまで一貫して対応。基幹システム刷新・DX推進プロジェクトに多数従事。


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