はじめに
なぜ発注側はITプロジェクトで損をするのかでも触れた通り、SIerで4年半を過ごした後、ITコンサルファームに転職しました。この記事では、転職を考えたきっかけから、実際の転職活動の進め方までを具体的に振り返ります。
転職を考えたきっかけ
転職を考えた一番のきっかけは、物事を成し遂げる(プロジェクトを成功に導く)には、超上流を遂行できる知識・スキル・経験が必要だと感じたことです。要件定義より手前の構想策定・企画段階の質が、プロジェクト全体の成否を左右する——これはこのブログでも繰り返し書いてきたことですが、この気づきこそが転職の出発点でした。
そして、超上流の経験を数多く積める環境として最も適しているのがコンサルだと考え、転職を決意しました。
準備期間について
特別に「転職のために」準備期間を設けたわけではありません。ただ、SIer時代から日々書籍を読み漁ったり、資格取得に励んだりしていたことが、結果的に転職の準備になっていました。目の前の仕事に真剣に向き合いながら継続的にインプットを続けていたことが、転職活動の土台を作っていたという感覚です。
転職活動の流れ
①自己分析・整理
まず取り組んだのは自己分析です。自分が持っているスキルや経験を棚卸しし、転職して何を経験し、どんなスキルを身につけたいのかを整理しました。仕事内容面だけでなく、仕事内容以外で不満に感じていたことも洗い出し、転職活動の「軸」を作りました。ここが曖昧なまま転職活動を始めると、途中で判断基準がぶれてしまいます。
②転職エージェントとのコンタクト
自己分析と軸がある程度固まった段階で、転職エージェントとコンタクトを取りました。1社に絞らず、10社程度のエージェントと接触し、その中から最も信頼できる1社を選びました。エージェントによって保有している案件・業界知見・親身さにはかなり差があるため、複数と話してみて比較することをおすすめします。
③履歴書・職務経歴書の作成
エージェントが決まったら、履歴書・職務経歴書を作成し、添削してもらいました。自分一人で書くよりも、転職市場を知っているエージェントの視点でフィードバックをもらうことで、書類の質が大きく上がります。
④応募・選考
ここから先は書類選考・面接など、企業ごとに進み方が異なります。自己分析で固めた「軸」に沿って、気になる企業をスコアリングしながら優先順位をつけて応募していきました。
自己分析・企業スコアリングのフレームワーク
この「軸を決める→企業をスコアリングする」という一連の流れは、実際に使っていたフレームワーク(5ステップのExcelシート)として整理してあります。現状分析→転職の軸決め→スコアリング定義→自社評価→候補企業のスコアリングという流れを、実際に使った形式のままnoteで配布予定です。感覚や勢いで転職活動を進めてしまうと判断がぶれやすいので、興味があればそちらもあわせてご覧ください。
まとめ
転職活動は、応募・面接といった「対外的な活動」よりも、その前段階の自己分析・軸決めの質が結果を大きく左右します。SIerからコンサルへの転職を考えている方は、まず「なぜ転職したいのか」「何を経験したいのか」を言語化するところから始めることをおすすめします。
次の記事では、実際にコンサル業界から内定を得るために何が評価されたのか、転職エージェントからのフィードバックをもとに解説します。
執筆者プロフィール:SIerで4年半、ITコンサルファームで4年半、要件定義からベンダーマネジメントまで一貫して対応。基幹システム刷新・DX推進プロジェクトに多数従事。


コメント