〜感想〜
スポーツ選手である5人組がいて、彼らはドーピングによって功績を残していた。しかし、そのうちの1人が罪悪感に苛まれ、遺書を残して自殺をした。その遺書には、ドーピングの内容が書かれており、残された4人はなんとしてでもその遺書を処分しようとした。内容が世間に知れ渡ったら人生が終わる。
そのため4人は、遺書やドーピングのデータを持っている指導者を殺し、家を燃やした。これで全てが完結かと思っていた。
しかし、指導者は密かに人体実験をしており「美しき凶器」を作り上げていた。「美しき凶器」は指導者が殺されたことで、4人への復讐を決意し、、、というストーリー。
とてもスリルが感じられる作品で、文章でここまで情景を想像させる描写・表現がさすが東野圭吾作品だなと感じました。
また、「仲間とは何か」を考えさせられ、スリルが味わえるだけでなくストーリー性もしっかりしていて、とても楽しむことができました。
「美しき凶器」との戦闘シーンはスリルがあって、文章ながらヒヤヒヤさせられ、とてもおもしろかったです。
オチの「美しき凶器」の行動は、感動を誘う内容であり、さすが東野圭吾作品という印象です。
おすすめ度:★★★★☆
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