娼年/石田衣良

〜感想〜

主人公・リョウは、恋愛にも大学生活にも魅力を感じず、大学をサボりながらバーでバイトをしていた。ある日、そのバーに会員制ボーイズクラブのオーナー・御堂静香が現れ、「娼夫」の仕事に誘われる。興味本位に娼夫の仕事をしていると、女性の欲望の多様性や不思議に引き込まれ、娼夫の仕事にハマり、やりがいすらも感じてしまう。
リョウは娼夫の仕事から何を感じ、どのように変わっていくのか、というストーリー。

官能的な表現が頻出するが、女性の欲望を巧みに表現していて、とてもリアルな描写が伝わってきた。

リョウの感情の変化につれ、話が発展していき、なかなか面白いストーリーだった。

下ネタ苦手な人以外には、おススメできる作品です。
特に、人間の闇深い部分を楽しめる人には、この作品はとても面白く感じられると思います。

おすすめ度:★★★★☆

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