dotsは従来のChatGPTと何が違うのか|「常時稼働エージェント」という新しいカテゴリ

dotsは従来のChatGPTと何が違うのか|「常時稼働エージェント」という新しいカテゴリ

はじめに

OpenAIの新エージェント「dots」とは?では、dotsの概要を紹介しました。「結局、普段使っているChatGPTと何が違うのか」という点を、もう少し掘り下げて整理します。

一番の違いは「対話型」か「常時稼働型」か

ChatGPTとdotsの最も本質的な違いは、利用者が質問や指示を送るたびに応答する「対話型」のサービスか、一度任せたタスクを自律的に継続してくれる「常時稼働型」のサービスか、という点です。

ChatGPTは、利用者がメッセージを送った時だけ動きます。会話が終われば、そこで処理も止まります。一方dotsは、一度タスクを依頼すれば、利用者が何も指示を出していない間も、クラウド上で作業を継続します。利用者のパソコンの電源が切れていても、調査やデータ分析、文書作成といった作業が進められているというのが、最大の特徴です。

具体的に何が変わるのか

この違いは、実際の使い方にも大きく影響します。

① 作業の継続性

ChatGPTでは、長時間かかる調査や分析を依頼しても、会話セッションが切れればそこで作業が止まってしまいます。dotsであれば、依頼した作業をバックグラウンドで継続してもらえるため、「終わったら結果を確認する」という使い方ができます。

② 連絡手段の多様さ

ChatGPTは基本的にChatGPTのアプリ・Web上でのやり取りが中心ですが、dotsはSlackやTeamsといった、普段使っているコミュニケーションツールからも指示・確認ができます。

③ 複数タスクの並行処理

dotsでは、複数の「dot」を同時に動かし、それぞれに異なるタスクを任せることができます。ChatGPTの会話を複数開くのとは異なり、継続的に動き続けるエージェントを複数体制で運用できるイメージです。

どちらを使うべきか

すべての用途でdotsが優れているわけではありません。「その場で簡単な質問に答えてほしい」「壁打ち相手として使いたい」といった使い方であれば、従来のChatGPTで十分です。

一方、「継続的な調査を任せたい」「自分が離席している間も作業を進めておいてほしい」「複数の作業を並行して進めたい」といったニーズがある場合は、dotsの常時稼働という特性が活きてきます。

まとめ

ChatGPTとdotsの違いは、対話に応じて動く「対話型」か、自律的に作業を継続する「常時稼働型」かという点にあります。作業の継続性、連絡手段の多様さ、複数タスクの並行処理という具体的な違いを踏まえ、自分の使い方に合った方を選ぶことが重要です。


執筆者プロフィール:SIer(元請け)とITコンサルファーム(発注側支援)、両方の立場でプロジェクトに従事(通算9年)。要件定義からベンダーマネジメントまで一貫して対応し、基幹システム刷新・DX推進プロジェクトに多数従事。

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